今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年1月16日号] 翌日が早ければ早く寝ますよね?

・さあ、明日は10時に東京に着かな
  きゃいけないので、最寄駅を8時に
  は出よう。

・そのためには、家を7時45分には出
  よう。

・そのためには、7時15分には朝ご飯
  を食べよう。

・そのためには、6時15分には起きよ
  う。

・そのためには、12時までには寝よ
  う。

とまあ、翌日のスケジュールが決まっ
 ている場合には、こんな感じで、前夜
 の就寝時刻から決めていくのではない
 でしょうか?

僕の場合は、そうです。

予め、ちゃんと予定を組んでおかない
 と安心できないからです。 

翌日の予定が大事な打合せだったら尚
 更のことです。

よーく見てください。

翌日の東京に到着したい時刻から逆算
 する形で、今夜の就寝時刻を決めてい
 ます。

何かに似ていませんか?

今日はこのことについてお話しします。

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  事業計画の一部でもある、売上計画の
 話をします。

皆さんの会社では、売上計画を立てる
 時、何を基準にしますか?

よく見るやり方が、当期の実績です。

社長「来期の売上高は、せめて今期の
   5%増にしよう!」

部長「分かりました!」

社長「では、各営業部長の方で、取り
   まとめるように。」

みたいなやり取りで、決めていません
 でしょうか?

ハッキリ言います。

このやり方、確かに多数派ですが、多
 数派だからOKかというと、全くそん
 なことはありません。

正に、固定観念であり、思い込みです。

きつい言い方をさせていただきますが、
 そのやり方にこだわっていたら、残念
 ながら、薄っぺらい事業計画になりか
 ねません。

売上計画であれば、まずは、どれだけ
 経常利益を稼ぎたいのか?

そこから始めます。

・一人当たりの経常利益目標があって、
  そこから決めていくのか。

・返済すべき借入金があって、返済額
  をカバーできるだけの額を経常利益
  目標とするのか。

・達成したい純資産比率目標があって、
  そのための内部留保確保のために必
  要な経常利益額がある。そこから決
  めていくのか。

もちろんですが、決め方は一つではな
 く、いろいろとあります。

共通して言えることは、何らかの意味
 のある経常利益目標だということです。

その経常利益目標から固定費を差し引
 いた残りが、粗利益目標です。

粗利率は概ね分かっているので、粗利
 益目標を粗利率で割り返せば、売上高
 目標が出ます。

いかがでしょうか?

今期実績はどこにも登場してきません。

見据えているのは、

「あくまでも会社としてどれだけ稼が
  なければいけないのか?」

未来逆算型なのか?

過去依存型なのか?

この違いは雲泥の差をもたらします。

未来逆算型は、

経営者の覚悟だけでなく、加えて、
 従業員の覚悟も醸成します。

僕はこのような事業計画を

「魂のこもった事業計画」

と呼んでいます。

今日はこの辺で終わりにしますが、

近いうちに、「魂のこもった事業計画」
 のセミナーを開催します。

告知はこのメルマガで行います。

ご興味のある方は、どうぞ、楽しみに
 していてください。

 

 今日も最後までお読みいただき、
 ありがとうございました。
 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!