今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年4月14日号] 月を見上げて腕立て伏せを繰り返す

企業経営者である皆さんは、

 

今日明日という目の前のタイミングで、
 社員とその家族が食べていくために、
 売上を作っていかなくてはいけません。

 

しかし、
 それだけではありません。

 自分の会社をどうしていきたいのか、
 という創業時の夢ビジョンを
 持ち続けることも必要です。

 

これなくしては、
 会社の進む方向がブレブレになってしまい、

 

経営者にとっても、
 何のための事業なのか、
 覚悟も定まらないですし、

 

従業員も付いて来てくれません。

 

 さて、
 社員とその家族を食べさせるために
 仕事を獲得していく行動。

 

これを「腕立て伏せ」に例えます。

 

腕立て伏せは
 常日頃の訓練であり、鍛錬です。

 

これを怠らずに続けていたら、
 筋力は維持され、
 いつでも思うようなパフォーマンスを
 上げられます。

 

なので、
 腕立て伏せは
 続けなくてはならないのです。

 

 一方で、
 自分の会社をどうしていきたいのか、
 という創業時の夢ビジョンを
 持ち続けること。

 

これを、
 「月を見上げること」に例えます。

 

月はどんな時も
 夜空で輝いています。

 

経営者が自分の夢ビジョンを、
 夜空で輝く月の如く、
 いつも見上げて、
 忘れることがなければ、

 

自分の軸もがっちりと固まり、
 周囲の雑音に振り回されることも
 なくなります。

 

 もうお分かりだと思いますが、

 

腕立て伏せをするだけでもダメです。
 月を見上げるだけでもダメです。

 

両方必要なのです。

 

今は、
 ともすれば、
 腕立て伏せにしか
 目がいかなくなりがちです。

 

 それはそうです。
 誰も答えを持たない事象が
 起きているのですから。

 

 その上で、
 敢えて言います。

 

不安いっぱいで
 恐怖心に潰されそうな日々が続きますが、

 

ぐっと歯を食いしばって、
 月を見上げることだけは
 忘れないでいただきたいです。

 

 月を見上げながら、
 腕立て伏せを繰り返す。

 

これを
 頭の片隅に置いていただければ、
 望外の喜びです。

 

今日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!