今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年2月2日号] 忖度ばかりしている大人が子どもの目をまともに見れますか?

今日本だけでなく世界中をも、
 不安に陥れている
 新型コロナウィルスの話
 から入ります。

対策を打とうにも、
 発生源が「あの中国」
 ですから、

彼らが提供する報道内容について、
 「確からしさ」を
 感じることはほぼ無理です。

そんな中で、
 日本時間で一昨日(1月31日)、
 WHOが緊急事態宣言を発令しました。

それを待っていたかのように、
 日本政府も昨日(2月1日)付で、
 対策を発表しました。

背景について、
 いろいろな情報が飛び交っていて、

その真偽のほどは
 分かりようがありませんが、
 言えることは二つ。

「政府が昨日(2月1日)に発表した対策は、
 1月の前半で実施すべきだった。」

「中国からの観光客の流入が
 他の国と比べて、際立って多い日本だからこそ、
 WHOの決定など待たずに、
 単独で対策実施に踏み切るべきだった。」

ということでしょうか。

 日本やWHOは、
 中国を忖度しているのかどうかは
 分かりませんが、

そういった忖度が働いたとみる方が、
 誰もが腑に落ちるのではないでしょうか?

いずれにしても、
 そういことを検証することが
 目的ではありませんが、

今日は、
 その「忖度」について、
 お話ししたいと思います。

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忖度。

去年あたりから、
 とたんに注目を浴びたワードでも
 あります。

一気に全国区レベルのワードに
 駆け上がりました。

しかし、
 憧れのイメージは欠片もなく、

むしろ、
 嫌悪感しか感じないワードです。

 さて、
 組織の中でも、会社と会社の間でも、
 忖度は十分にあり得る現象です。

その場合、
 忖度する組織もしくは人は、
 何を目的としているのでしょうか?

個人的な見解ですが、

自分の組織
 もしくは自分という個人
 にとって、

有利な取り計らいを
 してもらいたいことが
 一番の目的ではないでしょうか?

それが、
 他にどのような影響を及ぼそうが、
 構わないという姿勢です。

まさに
 虎の威を借りる狐
 に近いです。

一方で、
 その組織もしくは人の行動基準の柱が

「強い者に忖度して生き延びる」
 ことだとしても、それはそれでアリです。

なぜなら、
 あらゆる価値観に
 正解不正解はないからです。

その上で、
 次世代に続く子ども達に、

胸を張って生き方を
 伝えられるかどうか、

真剣な目線を正面から受け止めて
 話せるだろうか、

僕はそこに大いにこだわります。

 何を言いたいかといいますと、

決して清貧を良しとするわけではなく、
 自分の意思で物事を判断して
 行動していきたい

ということです。

そして、
 自分の意志の背景にあるのが、

自分の会社の社員を守ることであったり、
 自分の家族を守ることであったりします。

そのためには、
 なりふり構わぬ行動も
 時にはあるかも知れません。

ぜんぜんOKです。

その行動の背景に、
 明確な目的がありさえすれば、

社員にも、家族にも
 恥ずかしいことなどありません。

それは、
 忖度とは明らかに次元が異なりますよね?

今日も最後までお読みいただき、

 ありがとうございました。
 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!