今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年5月21日号] 歳を取るのは老いではなく、思考の成長

歳を取るということは、

人生のひのき舞台から退く
 ということでしょうか?

 ちなみに、

僕自身、
 今年60歳になります。

自分のことほど見えないとは、
 よく言ったものです。

全く実感がわきません。

なぜなら、
 小学生の頃の記憶は
 今でもとても鮮明だし、

あの頃から50年が経ったとは、
 とても思えないからです。

 その上で、
 自分と向き合うと、
 体力の経年劣化は確かにあります。

徹夜なんて、とんでもないし、
 今はしませんが、
 連泊の出張などは
 やはり疲れが溜まります。

 一方で、
 経年劣化とは無縁のパーツがあります。

思考力

です。

鍛え方で、
 劣化するかしないかは
 決まってきますが、

正しく、継続的に鍛えさせすれば、
 間違いなく、
 研ぎ澄まされてくるような気がします。

 ただし、
 以前お話ししたように、

年を重ねれば、
 思考の深度は深まります。

一方で、
 思考の俊敏さは衰えます。
 唯一の経年劣化でしょうか。

この衰えは、
 優秀な若手が補ってくれるので、
 大きな問題ではありません。

 いずれにしても、

思考の深度が深まっていけばいくほど、
 若い人たちをサポートすることは
 永遠に可能ではないでしょうか。

 そうです。

思考力は死ぬまで、
 鍛え続けることができ、
 成長させ続けられるのです。

 つまり、

歳を取るということは、
 人生のひのき舞台に居続ける、

ということなのです。

 

今日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!