今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年9月11日号] 人間は変化を嫌うようにできている

おはようございます。村上です。

今日もこのコラムをご覧いただき、
 ありがとうございます。

中小企業さんの財務コンサルティングを
 させていただく中で、よく感じることが
 あります。
 と言いますか、
 会社に限らず、人間そのものの特性ですね。
 これって。

どういうことかと言うと、
 「変わることに抵抗がある」
 ということです。

今まで、
 ドンブリ勘定でずっとやってきた会社に、
 商品別の利益を見えるようにする仕組み
 (エクセルを使ったとてもシンプルな
 仕組みですよ)を御指導する時も、最初は
 なかなか進まない。

当たり前です。
 すべてが初めてのことばかりだからです。
 考え方も、進め方も。

でも、コンサルが回を重ねていくうちに、
 社長の頭の中に商品別利益を経営判断に
 活用している自分の姿が明確にイメージ
 できてきます。

そうなると、目の色が変わってきます。

そうなると、出来上がった仕組みを活用
 していく熟練度を上げていくだけです。

コロナなんかに負けない計数管理の仕組み
 が動き始めるのです。

さて、
 「変わることに抵抗がある」
 と言いました。

実は、人間の潜在意識には、
 ホメオスタシス機能という、
 いわゆる現状維持メカニズムなるものがあり、
 これが、変化そのものを理屈抜きに阻止する
 ようです。

良い悪い抜きにして、人間の構造なのです。
 この構造を予め受け入れた上で、
 コンサルを始めていくのです。

初めのうちは、
 社長の顔つきは疑心暗鬼です。
 ホメオスタシス満開といった感じです。

でも、やがて、顔つきが変わります。
 ホメオスタシスが後ろに引っ込んだのが
 よーく分かります。

そうなれば、
 あとはどんどん変化を
 楽しんでいってくれます。

このコロナ禍の中、
 現状に甘んじていれば、
 辛い未来が確実に待っています。

潜在意識の中に居るホメオスタシスを
 うまく操りながら、
 ドンブリ経営から、
 商品別利益見える化の仕組みを作り上げていく。

これだけでも、
 とてつもない大きな変化になります。

もちろん、
 まだまだたくさんの変化していくべき
 ポイントはあります。

それらは、順を追ってお伝えしていきます。

1日経てば、資金は1日分溶けます。
 1日でも早く、
 意識変革をしてもらいたいと願っています。

 

今日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!