今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年2月3日号] 泣けた!階段を降りる盲導犬の姿に。

先日のことです。

JR静岡駅のホームから
 改札へと続く階段を、

盲導犬が
 飼い主の女性を先導するように、
 降りていました。

ホームから改札まで
 真っ直ぐに降りて行く途中に、
 何ヶ所かある踊り場のような所で、

その盲導犬は
 都度立ち止まっていました。

何をやっているのだろう?

と、最初は疑問に思いましたが、
 理由はすぐに分かりました。

踊り場がある毎に、
 立ち止まることにより、
 盲導犬は飼い主の女性に

「ここは階段じゃないからね。
 平らな場所だから、気を付けてね。」

と伝えていたのです。

 僕らのような健常者でも、

階段だと思い込んで降りている時、
 そこが実は踊り場だった場合、
 足がガクッときますよね?

 目の不自由な方だったら、

それだけでも体のバランスを
 崩してしまいかねず、
 極めて危険です。

 盲導犬はそれを事前に察知して、
 飼い主の身の安全を
 しっかりと確保しているのです。

 その自分の役割に忠実な姿、

そして、

飼い主がその盲導犬に
 全幅の信頼を置いている姿、

を見ていて涙が出てきました。

 お互いが強い信頼関係で
 結ばれているのです。

 とてつもなく崇高な姿を
 見せてもらいました。

 盲導犬と飼い主は、
 当然ですが言葉は通じません。

しかし、
 言葉が通じない状況を補って余りある
 意思の疎通があります。

 一方で
 人間社会はどうでしょうか?

意思の疎通ができている組織
 もあれば、

なかなかうまくできていない組織
 もあります。

言葉が通じるはずの人間同士の集団でも、
 そんな状況です。

言葉は意思を伝えるツールに過ぎません。

だからといって、
 決して疎かにできるものではありません。

 その上で、
 言葉のやり取りをする土壌となる、

「お互いの絶対的な信頼感」

を構築することが最優先で必要だな、

とひしひしと感じました。

 組織を率いている経営者は、

組織の中に

「お互いの絶対的な信頼感」

をどれだけ作り上げることができるかが、
 勝負だったりしますね。

 

今日も最後までお読みいただき、

 ありがとうございました。
 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!