今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年1月6日号] やっぱ生まれ故郷の方言が一番!

唐突ですが、

人間の脳は、入力したものだけを出力
します。

分かり易いのが、生まれた土地の言葉、
つまり、方言です。
オギャーと生まれた赤ん坊はいきなり
方言をしゃべりません。

でもやがて、方言をしゃべり始めます。
たとえば、僕の生まれ故郷の静岡弁。

面白いのは、静岡で生まれた赤ん坊は、
やがては静岡弁をしゃべるようになり
ます。絶対に静岡弁を話すようになり
ます。熊本弁でもないし、青森弁でも
ない。

絶対に生まれた土地の言葉を話すよう
になります。

なぜでしょうか?

それは、親がしゃべる静岡弁を、耳か
ら「きく」ことにより、脳にインプッ
トしているからです。

そして、覚えたての静岡弁を周りの大
人たちに、「しゃべる」という行為で
アウトプットしていく。

そのアウトプットした自分の静岡弁を、
再び自分の耳から脳にインプットして
いく。

この繰り返しで、やがては静岡弁を自
分のモノにしていくのです。

つまり、赤ん坊がいきなり静岡弁で、
「おれんち(=僕のうち)のお母ちゃ
んのオッパイうめーら(=美味しい)
!」なんて言うわけないんです(笑)。

もう一度言います。

人間の脳は、入力したものだけを出力
します。

本日はこのことを踏まえて、お話しし
ていきます。

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経営者であるあなたは、社員に対して
つぎのような事を思ったことはないで
しょうか?

「ウチの社員は、俺がこの会社をどう
していきたいのか、ぜんぜん分かって
いない。発言内容や行動一つとっても、
まだまだだよなぁ。」

これ、何故こうなっているのか、分か
りますでしょうか?

社員に対して、社長の想いが、社長が
思い込んでいるようなレベル感で入力
されていないだけなんです。

だから、社長が納得いくようなレベル
感で出力できるわけがないんです。

耳に痛いかも知れませんが、敢えて言
わせていただきます。

社員の言動が至らないと、社員に苦言
を呈する前に、ご自身が日頃社員にど
のような言葉をインプットしているの
か、一度時間を取って冷静に振り返っ
てみてはいかがでしょうか?

経営者である貴方が、自分の期待通り
に発言しない、行動しない社員を責め
るのは簡単です。

しかし、思わず責めたくなるような社員
の発言の基礎、行動の基礎、を創ってい
るのは経営者である貴方かも知れないん
です。

いずれにしても、そこにもう一度、向
き合ってみたらいかがでしょうか?

(静岡弁のシャワーを浴びて育った子
供は、静岡弁しか話さないんですから
(笑))

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回もまた当コラムでお会いできる
のを楽しみにしています!