先月師走も押し迫った頃、東京に3日
連続で出張に出かけた時のお話しです。
品川からひと駅隣りの大井町という所
に泊まりました。
たまたま取っていただいた部屋が26階
の部屋で、とても見晴らしが良く、し
かも東側に窓があったので、朝陽がと
ても綺麗でした。
そこまでは良かった。
そこまでは。
僕はあ然としました!
ふと、窓越しに地上を見下ろした時、
ブラウン(土の色)やグリーン(木々
の色)がほとんど見つけられなーーい!
目に入るのといったら、グレイばかり。
つまり、
ビル、ビル、ビル!!!
コンクリート!
コンクリート!
コンクリート!
これだけなんですよ!
つまり、眼下に広がるのは、
空以外に視界に入るのは、それだけ。
こりゃあ、そこにいるだけで、テンパ
るよな~。
今日はこのことを踏まえて、お話しし
ていきます。
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経営者であるあなたは、日々、いろん
な問題に向き合っているはずです。
「今期目標を達成するためには、あと
X X百万円受注を取らなければいけな
い。」
「今月末、X X百万円という大きな支払
いがあるけど、資金繰りは大丈夫なんだ
ろうか?」
「将来の幹部候補として期待していたA
君が突然退職したいと言ってきたけど、
どうしたら引き留められるんだろう?」
挙げていったらキリがないかも知れませ
んね。
いずれにしても、経営者は、いつもパツ
ンパツンにテンパっている状態です。
まるで、僕が部屋から見下ろした東京の
風景に重なるような気がしてなりません
でした。
コンクリートだらけの大地ではなく、そ
こに、ふんだんに土が見えたり、緑が見
えたりしたら、いかがでしょうか?
余裕を感じませんか?
経営者も同じです。
パツンパツンでテンパっている状態より
も、少しでもいいので、余裕があったら、
どうでしょうか?
気持ちに余裕がある状態の方が、重要な
意思決定をする時でも、新規事業のアイ
デアを考える時でも、パツンパツンでテ
ンパっている時よりも、より良い発想が
出てきそうですよね?
じゃあ、どうすりゃいいんですか?
という声が聞こえてくるようですが、余
裕を生むためには、日頃の積み重ねが必
要です。
そのための在り方・やり方は、ちゃんと
あります。
・経営者の描くビジョンを事業計画に言
語化する
・バランスシート(貸借対照表)的思考
で資金繰りを戦略的に行う
・月次決算を唯一無二の経営判断材料に
進化させる
などなど。
しかし、残念ながら、多くの経営者の皆
さんはそれをご存知ありません。
だから、いつもパツンパツンにテンパっ
ておられる。
あなたは、いつも気持ちの中に余裕を持
って、経営に向き合えてますか?
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回もまた当コラムでお会いできる
のを楽しみにしています!