今日は、新年明けての2日目ですね。
村上です。
今日もこのコラムを開いてくださ
り、ありがとうございます。
日々気になったことも含めて、随時
お伝えしていきますので、新しい方
はもちろんですが、久々の方もどう
ぞお付き合いしていただけたら、嬉
しいです。
宜しくお願いします!
本コラムの基本スタンスとしまして
は、私がご提供している財務コンサル
ティングにかなり寄せた「『盤石の財
務基盤』を次世代へと繋ぐ」目線で、
いろんな角度からお話ししていきます。
さて、唐突ですが、
ようやく銀行からお金を借り入れるこ
とができたものの、そのお金を事業に
どう使っていくかの計画を全く立てて
いない経営者はとても多いのではない
でしょうか?
今日は、そういう経営者にこそ必要な
お話しをしていきます。
場合によっては耳に痛いと感じられる
かも知れません。そう感じたのであれ
ばむしろチャンスです。
「今のやり方のままではマズい!だか
らこそ、やり方を変えればステージが
変わる!」という合図だからです。
痛みを感じながらも、どうか読み進め
てください。そして、今のやり方を軌
道修正するきっかけにしていただけれ
ば、嬉しいです。
では、本題に入ります。
経営者が銀行からお金を借りる際の理
由はいろいろありますよね?
運転資金、設備投資資金、賞与資金な
どなどの確保です。
一番分かりやすい例で運転資金。
これについて話していきます。
半年後に運転資金の不足が見込まれ、
銀行からお金を借りることができたと
します。
この場合、この経営者は借りたお金を
運転資金の不足分にそのまま充当して
しまいます。
さて、何が起きると思いますか?
間違いなく、再び運転資金不足が生じ
ます。
そして、また借りる。
そして、また運転資金不足が生じる。
この繰り返しです。
まさに自転車操業です。
ちなみに、銀行もどこまで面倒見て
くれるか分かりません。
事業性評価融資が声高に叫ばれている
昨今、銀行がいくら融資姿勢を軌道修
正してきたとしても、おそらく、担保
価値までが限度ではないでしょうか?
なぜ、借りても借りても、資金不足を
繰り返すのでしょうか?
答えは簡単です。
「資金不足に陥る」という事業構造そ
のものが変わっていないからです。
例え話をします。
僕らは風邪を引いたら、風邪薬を飲み
ますよね?
その時は、良くなります。
当たり前です。薬を飲んだのですから。
でも、また少しすると風邪を引く。
また風邪薬を飲む。
そして、治る。
でも、また引く。
この繰り返しです。
なぜか?
「風邪を引きやすい体質」が改善され
ていないからです。
日頃、運動をするとか、規則正しい生
活をするとか、風邪を引きやすい体質
を改善しない限り、延々と風邪薬のお
世話になりつづけます。
そして、最も厄介なのは、この風邪薬
というもの、飲み続けているとだんだ
んと効かなくなってくることではない
でしょうか?
まさに、資金繰りに苦しむ企業が借入
れをして、また、資金不足に苦しむ構
造に似ていませんか?
資金繰りに苦しむ企業は、資金が不足
していく体質を持っているのです。
この体質を改善しない限り、資金不足
の常態化から抜け出ることはできませ
ん。
しかも、厄介なことに、風邪薬であれ
ば、効かなくなればより強い風邪薬を
処方してもらうことも可能ですが、資
金の場合はそれが期待できないのです。
なぜなら、銀行は延々と貸し続けてく
れないからです。
だから、資金不足になる体質を一日で
も早く改善する必要があるのです。
皆さんの会社はいかがでしょうか?
資金不足に陥る体質になっていないで
しょうか?
実は、体質改善していくための手法は
あります。
しかし、残念なことに多くの企業経営
者は、そのことをご存知ありません。
それどころか、現在の状況が「資金不
足に陥る体質」になっていることすら
ご存知ない。
いずれにしても、一社でも多くの企業
が、資金不足の体質とは無縁の頑健な
資金体質を作り上げていただくことを
願って止みません。
あなたの会社は、盤石の財務基盤を創
り、かつ、日々磨き上げていますか?
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
次回もまた当コラムでお会いできる
のを楽しみにしています!