今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年1月24日号] 寂れるより長閑になろう!

僕の地元は、静岡県静岡市清水区といいます。

昔は、静岡県清水市と名乗っていました。

17年前の2003年に、
 旧静岡市と旧清水市が合併して、
 今の静岡市になりました。

僕は旧清水氏の生まれ育ちなので、
 この合併が嫌だったのを覚えています。

何が嫌だったかというと、住所が長くなった!

ハガキや封筒に住所を書くのに、
 今までより文字数が多くなるので、面倒だなと。

あれっ?

全然大した理由ではないですよね(笑)。

さて、僕が小、中、高を過ごした清水市ですが、
 それなりに活気がありました。

では、今はどうでしょうか?

 今日は、こんなことをお話ししたいと思います。

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僕が高校生の頃は、
 七夕の時期はもちろん多くの老若男女が
 繰り出していました。

普段だってそうです。
 駅前の商店街は、学校帰りに寄り道して、
 ソフトクリーム食べたり、
 果物の生ジュースを飲んだり、

道草ルートに使っている高校生が
 大勢いました。

当時は清水駅の前から続く商店街には、
 「駅前銀座」と「清水銀座」と
 ちゃんとした名前が付けられていました。

僕は、
 テレビでたまに東京の銀座が映ると、

「なんだ東京は!
 俺らの駅前銀座や清水銀座の
 真似なんかして!」

なーんて本気で思っていました(笑)。

そうなんです。

銀座といえば、
 駅前銀座と清水銀座が本家本元だと
 信じて疑わなかったんです。

そんな程度です。
 田舎の純朴な子たちって(笑)。

もちろん、今もありますよ。
 駅前銀座と清水銀座は。

ちゃーんとね。

でも、人がいない。

通行人も。店員も。

だいぶ前ですが、
 平日の昼間に通りかかったことがあります。
 でも、本当に人がいない。

まさに、シャッター街!

今や七夕の頃くらいでしょうか。
 若者が湧いて出てくるのは。

ひと言でいうと、
 寂れている。

「寂れている」とは、

厳しい言い方をすると、

「関心を持たれていない」

ということでしょうか?

ごった返すのがイイなんて、
 全然思いません。

ただ、人はいなくても、
 しっかりの地元の人々、
 他県の人々に関心をもってもらい、

大事にされる商店街になって欲しいと
 心から願っています。

昔、僕が友達と自転車で、
 ぶーらぶら道草を食っていた
 あの頃の風景が蘇れば、
 すごく嬉しいと思います。

ごった返すなんてことは望んでいませんが、
 みんなから関心を寄せられて愛される、
 長閑な駅前銀座と清水銀座になってほしい。

そうですよね?

寂れるのは望みません。

なぜなら、
 その末路は消滅しかないからです。

一方で、

長閑になるのは望みます。

それは、
 細く長く、
 永続していくことの希望を
 感じさせるからです。

 持続可能性(SDGs)への想いは、
 こんな超ローカルなお話しにも、
 色濃く出てきますね。

今日は、
 僕が生まれ育った
 旧清水市にまつわる個人的な邂逅から、
 徒然なるままにお話しさせていただきました。

 

 今日も最後までお読みいただき、
 ありがとうございました。
 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!