今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年1月11日号] 横浜流星も初めから回し蹴りができたか?

僕が二十歳前後の頃、打ち込んでいた
 極真空手。

(途中で挫けてしまいましたが(笑))

ちょうど中学高校時代に大ブームにな
 っていた、漫画「空手バカ一代」に感
 化されてんですね。

大学は極真道場に通える東京にしよう
 と、そんな考え方で大学を選んでいた
 のを懐かしく思い出します。

突き技、蹴り技、受け技

いざ道場で稽古を始めると、何一つで
 きない。

当たり前ですよね?

「基本」を知らないのですから。

3〜6ヶ月経った頃、ほんの少しだけサ
 マになってきたけど、組手(試合形式の
 稽古)になると、全然身体が動かない。

それでも、一年くらい経つと、組手も
 ほんの少しだけサマになってくる。

でも、黒帯の人たちと比べたら、月と
 すっぽんもいいところ!

でも、黒帯の人たちも、入門当時の僕
 と同じように、モタモタと稽古してい
 た時期が絶対にあったんですよね。

そうです。

今を時めく、あの横浜流星だって、初
 めの頃は、モタモタと蹴りとか突きと
 か出していたはずですよ。

絶対に。

今日はこんなことをお話しします。

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 中小企業経営者が、今の現状が頭打ち
 で、しかも打開策も思いつかない時、
 ありがちなのが、新規事業に打って出
 ようという考え方。

しかも、よくあるのが、今までの事業
 とは全く接点のないもの。

事業計画を作るお手伝いをする立場か
 ら見ると、危なっかしいこと、この上
 なしです。

そりゃそうですよね。

やろうとしている新規事業に対する経
 験値もゼロに近いし、ビジョンも持ち
 合わせていない場合だってあるんです
 から。

あの稲盛さんも言ってますが、

「飛び石の事業はやってはいけない」

ということでしょうか。

「飛び石の事業」とは、既存事業と何
 一つ接点のない事業のことをいいます。

たとえ、今が行き詰まっていても、
 今まで基本と経験を積み重ねてきた
 既存事業の延長線上に、全く意表を
 突いた画期的な商品だってあるので
 はないでしょうか?

iPhoneが、その代表例ですよね?

革新的のモノを目指すからこそ、基
 本は大事です。

極真空手に打ち込んでいた二十歳の
 頃の、「基本の大切さ」を思い出し、
 こんなことをお話ししました。

 

 今日も最後までお読みいただき、
 ありがとうございました。
 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!