僕が二十歳前後の頃、打ち込んでいた
極真空手。
(途中で挫けてしまいましたが(笑))
ちょうど中学高校時代に大ブームにな
っていた、漫画「空手バカ一代」に感
化されてんですね。
大学は極真道場に通える東京にしよう
と、そんな考え方で大学を選んでいた
のを懐かしく思い出します。
突き技、蹴り技、受け技
いざ道場で稽古を始めると、何一つで
きない。
当たり前ですよね?
「基本」を知らないのですから。
3〜6ヶ月経った頃、ほんの少しだけサ
マになってきたけど、組手(試合形式の
稽古)になると、全然身体が動かない。
それでも、一年くらい経つと、組手も
ほんの少しだけサマになってくる。
でも、黒帯の人たちと比べたら、月と
すっぽんもいいところ!
でも、黒帯の人たちも、入門当時の僕
と同じように、モタモタと稽古してい
た時期が絶対にあったんですよね。
そうです。
今を時めく、あの横浜流星だって、初
めの頃は、モタモタと蹴りとか突きと
か出していたはずですよ。
絶対に。
今日はこんなことをお話しします。
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中小企業経営者が、今の現状が頭打ち
で、しかも打開策も思いつかない時、
ありがちなのが、新規事業に打って出
ようという考え方。
しかも、よくあるのが、今までの事業
とは全く接点のないもの。
事業計画を作るお手伝いをする立場か
ら見ると、危なっかしいこと、この上
なしです。
そりゃそうですよね。
やろうとしている新規事業に対する経
験値もゼロに近いし、ビジョンも持ち
合わせていない場合だってあるんです
から。
あの稲盛さんも言ってますが、
「飛び石の事業はやってはいけない」
ということでしょうか。
「飛び石の事業」とは、既存事業と何
一つ接点のない事業のことをいいます。
たとえ、今が行き詰まっていても、
今まで基本と経験を積み重ねてきた
既存事業の延長線上に、全く意表を
突いた画期的な商品だってあるので
はないでしょうか?
iPhoneが、その代表例ですよね?
革新的のモノを目指すからこそ、基
本は大事です。
極真空手に打ち込んでいた二十歳の
頃の、「基本の大切さ」を思い出し、
こんなことをお話ししました。