今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年2月11号] カズ・ヒロさんの放った言葉が凄い!

嬉しいニュースが飛び込んできました!

 第92回アカデミー賞のメーキャップ賞を、

日本出身のカズ・ヒロ(辻一弘)さんが、
 見事受賞しました。

なんと、
 2018年に続いての2度目の受賞と聞いて、
 またビックリ。

この人、凄い人だ!

日本人として嬉しい!

と素直に賞賛の気持ちが湧いてきましたが、

彼のコメントを見て、衝撃が走りました。

受賞スピーチの中でこう言っているんです、
 カズ・ヒロさんは。

 「こう言うのは申し訳ないのだが、
  私は日本を去って、米国人になった。

 (日本の)文化が嫌になってしまい、
  夢をかなえるのが難しいからだ。
 
  それで(今は)ここに住んでいる。

 ごめんなさい。」

こんなにも素晴らしい業績を作った
 カズ・ヒロさんにこう言わしめる
 日本って国は、なんなんだろう?

そして、
 その日本に
 僕らは今暮らしている。

 彼はアートの世界の人で、
 日本ではその能力を
 正当に評価されて
 いなかったのでしょう。

だからこそ、アメリカに渡った。

そのアメリカで
 正当な評価を得て、
 世界のひのき舞台で
 脚光を浴びている。

アメリカがどうのこうのと
 言うつもりはない。

ただ、

「日本よ、しっかりせーよ!」

と言いたい。

日本という国は、
 どれだけ、

若い日本の人の、
 凄い可能性を伸ばすことに
 無関心なんだろう。

 同じことが、
 中小企業やベンチャー企業に関しても、
 言えるのではないだろうか?

これについては、
 改めてお話しするとして、

 いずれにしても、
 カズ・ヒロさんが放った言葉。

この言葉の重みを、

日本のリーダーと呼ばれている人たち
 はもちろん、

これからの日本を
 背負って立つ若い人たちも
 噛み締めるべき言葉だと思います。

 もし、
 古い既得権益にしがみ付いているような
 古い人たちがいるとしたら、
 こう言いたい。

 自分たちの持続可能性などに
 しがみ付いている場合ではない。

そんな滑稽なエゴなど潔く捨て去って、
 日本の持続可能性を考えることこそが、
 晩節を汚さないことにも繋がるのでは。

 いずれにしても、
 子ども達に
 ずっと讃えられるような大人に
 なりたくないですか?

 

今日も最後までお読みいただき、

 ありがとうございました。
 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!