今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年2月23号] 風が強いと意地でもコート脱ぎませんよね?

やってくれました!
 小学2年生!

先日、テレビでやっていた
 「今どきの小学生のアイデアがスゴい」
 的な番組の中での話です。

大阪豊中市がここ何年も
 解決の糸口が見つからず、
 悩んでいた違法駐輪の問題が、
 見事解消されたのです。

立役者は、
 同じ大阪豊中市に住む
 小学2年生。

彼が使ったのは、
 お金ではありません。
 強制力でもありません。

まさに、アイデアひとつです。

一体、何をしたのか?

なんと、
 花壇の絵を
 トリックアートで描いたのです。

自転車を停めて欲しくないスペースに。

 具体的に
 どんなスペースなのかと言うと、

・お年寄りに安心して歩いて
  もらいたいスペース

・車椅子利用者に安心して移動して
  もらいたいスペース

もう一度言います。

彼が使ったのは、
 権力でもお金でもありません。

お年寄りや車椅子利用者に対する
 純粋な親切心。

ただこれだけです。

今まで、
 市の職員がいくら注意しても、
 聞く耳をまったく持たなかった
 違法駐輪の面々が、

自主的にその花壇の絵の上には、
 自転車を停めなくなったのです。

映像を見る限り、
 本当にそこには、
 綺麗な花の咲いている花壇が
 ハッキリと見えるのです。

自転車でやって来た人たちに
 インタビューしていましたが、
 皆さん口々にこう言ってました。

「ここに自転車は停められないですよね。」

 その時、僕は思い出しました。

子どもの時に読んだ絵本、
 「北風と太陽」です。

 この男の子は、
 太陽のような役目を
 果たしてくれたのではないでしょうか?

 自分以外はすべて師だ、
 と言われますが、
 まさにその通りですね。

小さな子どもからでも、
 学べるものはいくらでもあります。

それどころか、
 生まれたばかりの赤ん坊からも
 学びは無数にあります。

学びが頭上を
 素通りしていかないように、

自分の頭の上に
 アンテナを張り続けるのを
 怠らないようにしたいものです。

いずれにしても、
 自分自身にネジを巻き直す
 素晴らしい機会をもらったような
 気がしました。

 加えていうと、
 この小学2年生の子どもの願いに応じた
 大阪豊中市大人たちも素晴らしい。

少し遅いですけどね(笑)。

 

今日も最後までお読みいただき、
 ありがとうございました。

 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!