今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年2月26号] 無理せず等身大の思考でいい

子どもの頃、
 学校に生徒会って、ありましたよね?

 今日はそのことからお話しします。

僕は中学生の頃、
 生徒会の書記長という、
 なかなか退屈な役をやっていました。

「やっていた」というよりも
 「やらされていた」という方が
 合っているかも知れません。

というのは、
 当時、担任の先生に、
 業務命令的に
 無理やり押し付けられていたからです。

そんな形で拝命した書記長。
 なかなかやる気が出ません。
 それは、あたり前ですよね?

生徒会の集まりの時なんて、

会長や副会長の子が
 積極的に発言している時も
 議論そのものがBGMのように
 聴こえてきて、
 とても苦痛な時間だったのを覚えています。

 中学の頃のやるべき事といったら、
 勉強でがんばること、
 好きな部活で頑張ること、
 ぐらいですかね。

 だから、生徒会の書記長なんて、
 まったくオマケもオマケ。
 ヤル気なんて出るわけありません。

 やがて、
 会計士の試験に合格させてもらい、
 社会人として働くようになると、

いろんな人といろんな時に、
 意見交換して、議論して、
 物事を決めていく、

ということが始まるわけです。

社会人になってからというもの、
 既に35年以上たちますが、

そういった
 「自分の意見を自分以外の人に伝える」
 という場面は増えることはあっても
 減ることはありません。

 皆さんもそうではないでしょうか?

 そうした時、
 人の意見に対しては、
 いろいろと発想は湧くのですが、

自分の意見として、
 何か新しい発想が湧くかというと、
 なかなかそういかない場合が多い。

 そんな時は、
 「これじゃいかんな。
  もっと、自由な発想で考えが浮かぶように
  しないとな。」
 なんて思ったりします。

かたや、湯水があふれ出るように、
 自由な発想を無尽蔵に
 披歴するような人もいたりします。

そんな時は、
 「彼はスゴイな」と純粋に思います。

 まあ、
 人は人、自分は自分、
 羨ましがっても何も始まらない。

自分が今考えられることを
 伝えていくしかない。

 人にはなく、
 自分にしかない部分もあったりするので、

変にビビる必要もないし、
 そのチームが目指すことに
 自分の身の丈で貢献している
 のであれば、全く問題ない。

そんな風に考えています。

 その上で、
 「固定観念は壊そう!
  溢れている情報の中から、
  パッと見、
  何の関連性もなさそうな部分を
  繋ぎ合わせて、
  何か新しい概念が
  生まれないだろうか?」

 そんなことを
 日々考えるようにしています。

いわゆる、
 情報編集力のトレーニングですね。

それを怠ると、
 固定観念に凝り固まったままに
 なりかねないですから。

筋肉が凝り固まるように。

確かに僕の周りには、
 天才的に発想が自由な人が
 何人かいます。

いい意味で刺激を受けています。

ストレッチゾーンを味わわせて
 もらっています。

これは、
 自分一人では絶対に起き得ないこと。
 マジに感謝しています。

 今日は、
 今の心境に向き合おうとして、
 こんなことをお話しさせていただきました。

 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!