今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年3月6日号] 自販機の前でウロウロする男

先日、駅のホームで
 乗り換え電車を待っている時のことです。

 ちょうど僕の目線の先の
 向かいのホームに、

飲み物の自販機が3台ほど
 並んでいました。

その自販機3台に 
 若い男性が近づいて行きました。

「朝だし、手もかじかむくらいの寒さだから、
 何か温かい飲み物でも買いに来たのかな。」

なんて思いながら眺めていたら、
 その若者、なかなか買わないんです。

 1台目の自販機を舐めるように
 上から下まで見ているようでした。

でも買わない。

 左に一歩移動して、2台目の自販機の前へ。
 ここでも上から下まで顔が動いています。

まだ、買わない。

 さらに左に一歩移動して、
 3台目の自販機の前へ。

結局買わない。

 

「何してるのかな?」

 

と面白くなって眺めていたら、

 

その若者、一番右側の自販機の前に戻り、
 もう一度上から下まで見回して、
 ついに右手が伸びて、ボタンを押しました。

 

やっと買ったーー!

 

若者の様子を見ていて、

人がモノを買う時の心理って
 いくつかあるよな、

と次のことを、ふと思いました。

—————————————-

何でもいいから、何か買おうかな。
 是が非でも、それを買いたい。

—————————————-

僕のように、
 目に見えない商品サービスを
 提供している場合、

まかり間違っても、
 「何でもいいから、何か買おうかな。」
 とはなりません。

間違いなく、
 「是が非でも、それを買いたい。」
 となっていただく必要があります。

つまり、
 そう思っていただくだけの認知度を
 上げていく必要があります。

その努力は、
 永遠に続けていかなければなりません。

常に、
 「是が非でも、それを買いたい。」
 となっていただくために。

まるで、
 駅の向かいのホームで、
 飲みたい缶飲料を
 懸命に探し求めていた若者のように(笑)

 

今日も最後までお読みいただき、
 ありがとうございました。

 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!