先日、金沢に行った時のことをお話しします。
駅ナカのお店で
カミさんと遅めの昼ごはんを
食べた時のことです。
僕らが座ったテーブルの斜め前方で
女性の二人連れが食事をしていました。
やがて、その二人連れのお客は帰りました。
スタッフは、
そのテーブルの上の食器を片付け始めました。
その時、ポンと置いたのです。
テーブルの上に、おしぼりを一つ。
それは、
前の二人連れのお客が使っていた
おしぼりです。
ン?
下げるのを忘れたのかな?
いやいや、ポンと置いたのは、
あのスタッフの子だよな。
僕は、なにやら面白くなってきたので、
なおも観察を続けました。
すると、手ぶらで、
そのスタッフがテーブルに戻ってきました。
何をするのだろうかとみていたら、
テーブルの上をしっかりと拭き始めたのです。
ナント、その“ポン”したおしぼりで。
おーい!
そのおしぼりは、
さっきまでいた女性二人連れが
使っていたものですけど。
ソレデイイノ?
テーブルを拭いている目的は、
アレデスヨネ?
次に座る客のために、
そのテーブルを綺麗に、
つまり清潔にするため、、、だよね?
(このロジックは完璧に崩壊していたわけですが)
なぜ、こんな怖ろしいことが起きてしまうのでしょうか?
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何気にうまくいっている時、
人間はついつい、
自分の実力のおかげと勘違いしがち。
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この駅ナカにあるお店の数々、
客の動線が耐えることのない、
とても素晴らしい立地に恵まれています。
だから、
客はコンスタントのお店に入ってきます。
僕らのように。
その上で、
この店は
そのことを自分たちの実力と
勘違いしていないでしょうか?
僕は、その可能性はゼロではない
と思っています。
その証拠に、
店長らしき男性が、
僕らの会計をしてくれたのですが、
僕は、
最後に「御馳走様でした。」と
笑顔で伝えました。
その時、どうだっと思います?
カンムシですよ、カンムシ。
分かりますよね?
完全無視の、カ ン ム シ !
僕らと入れ違いに
お店に入ろうとしている客の方だけを
しっかりと見てましたね。
お釣りを受け取った僕の方は、
一瞥もくれることなく、
もちろん
「ありがとうございました!
またの御来店をお待ちしています!」
なんて言葉も
ゼロ、ゼロ、ゼロ。
「僕は間違いなく、
この店にはもう来ないな。」と、
カミさんに笑いながら言いました。
こんな店が、
古都金沢の駅ナカにあるのも
どうかと思いますが、
駅ナカのメリットを
自分達の凄さと勘違いして
こうなってしまったかも知れません。
逆に、
「このメリットをもっと活かさないと」と、
自分を高めようとするお店も
必ずあるはずです。
次回は、
是非ともそういうお店に
当たりたいものです(笑)。
今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。