今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年8月31日号] 一服している暇など一ミリもない

おはようございます。村上です。

今日もこのコラムをご覧いただき、
 ありがとうございます。

先週金曜日(28日)に安倍総理が
 辞意を表明しました。

この2~3年は、
 官邸全体がいわゆる思考停止状態に
 陥っている感がとても強く、

総理が変わっても、
 今後もこの不本意な状況が続くことは確実です。

さて、国のトップ層で何が起ころうと、
 そのことに振り回されることなく、

中小企業経営者は自分の会社は
 自分で守っていかなければなりません。

もちろん、国や地方行政が繰り出す支援策は、
 活用すべきは100%活用することに
 漏れがあってななりません。

そのうえで、自分の会社は自分で守っていく。

国や地方が
 中小企業を一社一社守ってくれることなど、
 期待できないことは百も承知だと思います。

その中で、大事なのは「資金繰り」です。

経営者の皆さんは百も承知と思いますが、
 資金が途絶えたら、
 事業活動は終わりです。

だからこそ今、
 コロナ融資で当面の資金繰りが一服している
 経営者の皆さん、
 気を緩めている暇はあるでしょうか?

ハッキリ言います。
 一服している暇など、一ミリもありません。

厳しい言い方だと思いますが、
 ホントです。

「やれやれ、これで数カ月は何とかなる」

と少しでも感じる余裕があるならば、
 今こそが千載一遇のチャンスです。

何のチャンスか、ですって?
 (ここ、ピンと来てほしいところです)

ずばり、次の手を打つチャンスです。
 生き抜くための次の一手です。

それ以外にないではありませんか。

旧態依然とした事業を続けたとしても、
 エンドユーザーの購買スタイルが
 大きく変わってしまったことは周知の事実です。

資金繰りが一服できたとしても、
 やがては資金が枯渇していくことは、
 時間の問題です。

新型コロナで壊滅的にまで傷んだ
 資金繰り状況が、
 コロナ融資で一服できたとしても、
 数か月後にはまた同じ状況が、
 いや、
 もっとひどい状況がやってくる可能性が
 かなり高いです。

そうなる前に、
 新たな一手を打つのです。

向き合いたくない事かも知れませんが、
 歯を食いしばって現実を受け止めて、
 明日を創造していかなければ、
 次はありません。

経営者の皆さんの意識変革が
 どうしても必要です。

1日経てば、資金は1日分溶けます。
 1日でも早く、
 意識変革をしてもらいたいと願っています。

 

今日も最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 次回もまた当コラムでお会いできる
 のを楽しみにしています!