今週のコラム 「『盤石の財務基盤』を次世代へと繋ぐ」 [2020年9月23日号] 社員は人でありモノではない

おはようございます。村上です。

今日もこのメルマガをご覧いただき、
 ありがとうございます。

 

前回は、
 数ある経費の中の
 超重要な経費である「人件費」の特質について
 お伝えしました。

前回のメルマガを読んでいない方は、
 こちらをまず読んでください。
 ↓
 https://my180p.com/BackNumber/view/pNrXMdPw/6QJeE44K/4z7a3jYg

ただし、
 前回お話しした人件費の特質は、
 ほんのさわりです。
 序章に過ぎないのです。

気になる人は思うでしょうね。
 「序章の次には何があるんだ?」
 と。

今日はそのもう一つの特質について、
 お話ししていきます。

 前回登場した最終兵器のような社員Aさんは、
 1年後、2年後、3年後と、
 経験を積めば積むほど、
 より大きな価値を
 会社にもたらしてくれるということです。

なぜAさんを最終兵器であるかのように言うのか?

よくお分かりにならない方は
 前回のメルマガを先ずは読んで下さい。
 コチラです。
  ↓
 https://my180p.com/BackNumber/view/pNrXMdPw/6QJeE44K/4z7a3jYg

つまり、
 Aさんは、年々パワーアップしていくのです。
 成長していくのです。
 このAさんの成長が会社にもたらす価値は、
 「利益」です。

当初は、月30万円の人件費をかけて、
 その後、昇給したとしても、
 それより遥か大きな利益を
 会社にもたらすのです。

人件費という経費の対象Aさんは、
 会社に巨大な利益をもたらす
 「利益マシーン」のような存在です。

なので、人件費は経費ではありますが、
 実態は投資でもあるのです。

しかも、年利0.0001%みたいな
 定期預金のような貧相な投資ではなく、
 莫大な利益を生み出す
 壮大な投資でもあります。

こんな素晴らしいAさんに対する人件費を、
 損益計画を作る際に、
 どう扱うべきでしょうか?

さて、目指す最終利益を確保するために、
 経費を削減する必要が出てきたとします。

この時、
 人件費以外の経費を削減するのは、
 場合によっては必要だったとします。

貴方がこの会社の経営者だったとしたら、
 人件費も同様に減額しようとしますか?

もし、人件費を、
 人件費以外の経費と全く同等に扱って、
 削減しようとするとするならば、
 それはまったく愚かな経営判断だと断言します。

ここまでの内容でお分かりかと思いますが、
 人件費は超経費です。

人件費以外の経費とは、
 明らかに一線を画していると
 認識してもらいたいと、
 声を大にして言いたいところです。

Aさんの頭の中に入り込んで、
 推測してみてください。

Aさんはこんな風に考えています。

「ウチの会社は、翌期の最終利益は
  XX百万円を目指すのか。
  それは今までにない利益額だから、
  売上を上げるのはもちろんだけど、
  何か経費を削らなければ、
  とても無理だよな。」

「(Aさん、人件費以外の人件費以外の
  経費予算を見ています)なるほど、
  XX費やXX費は削るよな。
  あまり効果の出てない費用だからな。」

「(いよいよ、Aさん、人件費予算を見ます)
  えーっ!
  俺の給料が減らされてるじゃん・・・!」

この後の、
 Aさんのモチベーションが上がったか、
 下がったか、言うまでもないですよね。

もしかしたら、
 Aさん、会社を辞めてしまうかも知れません。
 (これ、会社にとって大損害以外の何物でも
  ありませんよね!)

逆に、この会社の経営者が、
 人件費の超重要さを肚の底から理解していて、

「ウチの会社は、人件費以外の経費を
  削減したとしても、人件費は断じて
  減らすことはしない。」

と、社内で宣言したとします。

さて、この時、
 社員Aさんはどんな風に思うでしょうか?

そして、Aさん以外の社員の皆さんは
 どんな風に思うでしょうか?

 この続きは、次回のメルマガでお話しします。

さて、人件費絡みの話が続いていますが、
 これにはちゃんとした理由があります。

敢えて、ここで話さなくても
 皆さんはお分かりですよね?

そうです。
 人件費は、
 そんじょそこらの経費とは、
 レベルが違う、次元が違う費用だからです。

だから、手を変え、品を変え、
 お伝えしているのです。

 さて、皆さんの感想をお待ちしています。
 こんなこと、あんなことを聞いてみたい!
 という要望があれば、
 遠慮なく言ってください。

そのこと自体、
 アウトプットの訓練にもなりますし、
 皆さん一人一人の要望は、
 他の多くの経営者の皆さんの要望でも
 あるのです。

だから、
 遠慮なくアウトプットをどうぞ。
 楽しみにお待ちしています。

 

今日も最後までお読みいただき、
 ありがとうございました。

次回もまた当メルマガで
 お会いできるのを
 楽しみにしています!